(建築)設計事務所とは
建築士が、建築設計を業務とすることを公的に登録している事務所のことです。
建築家が主催しているアトリエ系事務所や、所員がたくさんいる組織事務所、個人で登録している個人事務所などに分類されます。
この中に、実際に設計を行う建築家や設計者がいます。
家の設計を依頼する場合には、事務所の規模には関係なく住宅をたくさん設計している所が良いでしょう。
設計事務所には建物の種類によって得意分野があり、規模が大きい事務所だと住宅はほとんど手がけないような事務所もかなり見受けられます。
また大きい事務所では、手間の割りに設計費が安い住宅の設計を一生懸命やってくれるところは少なくなりますし、担当者が新人になることも多くなります。
そこであまり大きくない設計事務所で、住宅設計の実績がたくさんある事務所のほうが一般的に良い選択肢となります。
実作品があることであなたや家族の好みに合う事務所を選びやすくなりますから、過去に手がけた住宅をしっかり確認しましょう。
もしくは、実作品が少ない若い設計者ならば一生懸命考えてくれる場合も多く、依頼するときの設計料も少なくてすむ場合がありますので、選択肢の一つにするのも良いでしょう。
住んでいる地域の建築設計事務所を調べて、幾人かと実際に会って話してみることも大切です。
設計事務所と一口に言っても、得意な建物の種類があります。
大きなビルをよく手がけている事務所から、医療関係が得意な事務所や店舗をたくさん手がける事務所など、得意とする建物の種類が存在します。
住宅の設計を依頼するのですから住宅を得意とする設計事務所を選ぶこと、これが大切なのです。
また住宅を設計するには、地域の気候を良く知っていることが重要です。
比較的似た気候の地域であればある程度の予測は出来ますが、それほど気候に大きな違いがないと思われる九州と関東でも、台風に対する意識やシロアリに対する対策など設計する際に意識する度合いはかなり違っています。
ですから設計事務所を選ぶ場合には、住まいを建てる敷地に近い地域から選ぶことが大切なのです。