木造住宅のつくり方 柱、壁部分1 構造
 
 
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木造住宅の柱や壁廻りの作り方は、さまざまな組み合わせがあり一概には言えません。
ここでは、最近の一般的な工法について説明します。
まず、壁に隠れてしまう柱や梁などの構造部分(骨組み部分)を見ていきましょう。

骨組み1

桁と梁は屋根を支える主要な構造材で、木を横に倒した形で使用します。
その中でも外周の部分をと呼び、それ以外の内部の材を(小屋梁)と呼びます。
小屋梁は、昔は丸太をそのままに近い形で使うことも多かったのですが、プレカット(機械による接合部の加工)ができないので最近では角材を使用します。
桁は外壁と軒先部分を支える必要があるので、同じ間隔の柱で支えられる他の梁より大きな材料を使います。

胴差と床梁は2階の床を支える主要な構造材で、木を横に倒した形で使用します。
その中でも外周の部分を胴差と呼び、それ以外の内部の材を(床梁)と呼びます。
胴差は外壁と床の両方を支える必要があるので、同じ間隔の柱で支えられる他の床梁より大きな材料を使います。

桁、胴差、梁などの横架材は、支えられる柱の間隔や支える荷重(壁や床や屋根の重さ)を考慮して決められます。

木土台は柱のズレを防止する構造材です。
基礎に埋め込まれたアンカーボルトと呼ばれる金物で基礎と緊結されます。
アンカーボルトは2.7m以内の間隔又は土台の継手位置近くに設置します。
大きさは柱と同じ断面寸法が必要です。

横架材間の距離(横架材間の垂直距離)は木土台と胴差の間隔、胴差と桁の間隔、木土台と桁の間隔(平屋の場合)を示します。
柱の見かけ上の長さ と言い換えることもできます。
柱の大きさに対して この間隔が長すぎると柱に力が掛かった時に折れてしまう可能性が高くなるので、この距離が長すぎない事を確認する必要があるのです。

柱は10.5cm角か12cm角(3階建ての場合13.5cm)を使用するのが一般的です。
通し柱(1階から2階まで1本で通す柱のことで、2階の出隅部分の柱を1階まで通します)は12cm角にする必要があるので、全ての柱を12cm角で統一する場合も多くなっています。


地震や台風に耐えるために耐力壁と呼ばれる強度が強い壁を適切に配置する必要があります。
この耐力壁にはスジカイと呼ばれる木材を設置する場合と構造用合板と呼ばれる板材を貼り付ける2つの方法が主流です。

スジカイは下図のように設置します。

骨組み2

スジカイの寸法は縦4.5cm、横9cmのものが最も多く使用されます。
スジカイ廻りには金物が必要で、柱や横架材や木土台などにも適切な金物を使用する必要があります。
構造部分の耐久性を考える場合、この金物部分に結露が発生しやすい事が問題になります。
金物部分の結露で木材が常に湿った状態になると、シロアリの被害を受けたり木部分の腐れの原因になるのです。

この部分の結露対策は次のページの柱、壁部分2 壁のつくりで考えましょう。


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