小規模建築用免震装置は、比較的ローコストで免震住宅を作ることが出来る点が最大の特徴です。
メーカー(エス・テク・リソース)公表の特徴は
すべり支承材が建物の荷重を支え、地震時には、すべることによって発生した摩擦力により、地震のエネルギーを吸収します。
復元材(円筒ゴム)が地震時の揺れによって移動した建物を元の位置に戻します。
地震の震度5弱程度から作動します。
ハイ免震は、好みにあった間取・デザインに対応できます。
免震の取り付け施工は、免震技術のノウハウのある当社(または当社が推薦する会社)が行います。
免震装置の費用は、性能により幅がありますが、建物価格の7%〜15%程度です。
地震の揺れを1/5〜1/10に低減し、震度7相当の地震が震度4程度の揺れになります。
日本ではじめてのPL保険対応を可能にしました。
平成16年の告示改正(平成16年9月28日付公布)により、告示改正の対象となる免震材料、免震機構を使っているので、確認申請時に特別な手続き、費用が不要です。
以上が概要です。
小規模建築用免震装置は、住宅に使用できる免震装置としては、コストの安さと設置の手軽さが最大のポイントです。
震度5弱程度から作動するので、一般的な免震装置より動作する範囲が狭くなるのが弱点といえますが、これはコストとの兼ね合いという部分もあります。
実際の地震による被害を防ぐには、強い地震の揺れを減らすことが出来ればいいので、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
逆に、繊細な機器や倒れやすい高級家具などを保護するためには、上級の震度2程度から働く免震装置を採用するべきです。
地震による住宅や家具の実際の被害を防ぐには、建物全体の揺れを少なく出来る免震装置が有効です。
その免震装置を比較的ローコストで設置できる点がハイ免震の最大の利点となります。
製品例:ハイ免震Dタイプ