多機能網戸は、通風性・防虫性・眺望性を向上した快適な網戸です。
メーカー(セイキ販売)公表の特徴は
眺望性抜群
ネットは糸の線径を細くし、濃黒色のモノフィラメントを使用。
ネット越しからでも窓ガラスに近いクリアな視界を実現しました。
防虫効果UP
編み目を33メッシュ(従来は18メッシュ(当社比))と細密にしました。
ヌカカのような微細昆虫の侵入も防ぐことができます。
通風性UP
ネット1本1本の太さを1/2以下と細くすることで、開口率が15〜20%アップ。
防虫効果を高めながら、風通しもさらに良くしました。
特殊網押え
硬質+軟質の網押え方式で、ネットをしっかり固定します。
以上が概要です。
網戸は、虫を防ぎつつ通風を確保する為に必要となります。
しかし、けっこう目立つので、視界が遮られてしまうという問題もあります。
そこで多機能網戸は、網自体を細く目立たない色とすることで、優れた眺望と更なる通気性確保しているのです。
細い網のおかげで、網の目を細かくすることが出来、防虫性も向上しています。
これまで網を細く出来なかったのは、網自体の強度不足と取り付け部分の強さが不足する為です。
強い素材は最近の新素材で比較的簡単に確保できるのですが、取り付け部分が問題となります。
その取り付け部分の強度を確保する、新しい網押さえで、多機能網戸が完成したのです。
多機能網戸のメリットは、通風性・防虫性・眺望性を同時に向上していることです。
細い網を固定する技術で、3つの機能で有利となっているのです。
デメリットは、コストがかかることです。
網戸の枠も独自の形状となるためにコスト高になります。
また、サッシとメーカーが違ってくるので、サッシと網戸枠の色が合わないケースも出てくる点も弱点といえるでしょう。
高いコストは、性能を考えると納得できるものといえるでしょう。
しかし、色についてはメーカー毎に微妙に違ってくるので、厳密にあわせることは難しいようです。
普通の網戸の枠に取り付けられる押え部分の開発が、今後期待される部分といえるかもしれません。
製品例:スッキリ網戸