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住宅設計中に、法規図を見る際に確認しておきたいことや注意すべき点を紹介しましょう。

法規図として単独で作っていなくても、各図面のあちらこちらに ちりばめられていることも多い図面です。
建物の面積計算や採光や排煙に有効な面積を計算したもの、道路斜線や北側斜線の検討図やシックハウスの換気計算など、建築基準法に適合していることを確認する為に作成した図面がたくさんあります。
基本的に確認申請時に提出先の機関が内容をチェックするので、建て主であるあなたが確認する必要性は特にありません。

ここで確認すべきことは、どんな法的制限がかかっているのかという点です。
図面のあちらこちらに分散して記入することも多いので、その場合は各図面で記入されている部分をチェックしましょう。
確認申請時に変更や追加することもあるので、確認申請の後にチェックすることも必要になります。
将来住まいを増築やリフォームする為に、どんな制限が掛かるのかを知っておくことは無駄にはなりません。


法的制限でよく見かけるのは、
建ぺい率、容積率   敷地に対する建物の建築面積と延べ床面積の割合のことで、地域ごとに制限されている割合より小さくしなければいけません。
採光計算   居室に規定面積の開口部分(窓)を取る必要があります。最近では緩和条件が増えたので、窓の無いシアタールームや音楽室等も合法的に作れるようになりました。
道路斜線   市街地の道路側から見た開放性を確保する為にかけられる制限で、この線を越えて建物を建てることは出来ませんが、最近出来た天空率計算に適合していれば、斜線制限については緩和される場合もあります。
換気計画   シックハウス予防の為に必要な換気量を計算し、必要な換気設備を設置します。
仕上や下地材料についても規制があります。
軸組計算   木造の場合、筋かいなど構造強度を保つ為の材料が、バランスよく必要量を配置していることを確認する図面です。
他にも建物や敷地の条件次第で、色々な法的制限が出てくる場合があります。


図面の内容をチェックするポイントは、各法的制限について きちんと考慮した上で、建物の形や窓などを決定したことを確かめることです。
設計の途中で法的制限に気が付いた場合、その法規に対応することだけを考えてデザインバランスや室内環境が悪くなる変更を加える事も少なくありません。
法規による変更を行なう場合には、他に有効な解決方法が無いかしっかり検討する必要があるのです。

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住まいづくり研究室                            2012年10月2日更新
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