住宅設計中に電気設備図・給排水衛生設備図を見る際に確認しておきたいことや注意すべき点を紹介しましょう。
設備に関しては、機器をカタログやショールームで確認することが一番大切です。
特にキッチンに関しては細かい機能などを決める為にも、ショールームで打合せた方が満足のいく結果を得られやすいものです。
平面図や展開図と見比べて、バランスが取れたデザインや配置となることを確認しましょう。
特注で作る場合にも、他の一般的なキッチンを見ておくことは参考になります。
照明関係では平面では現れない天井の形を確認しながら、選んだ機器をカタログなどでチェックします。
階段や吹抜部分では、電球の交換し易さも確認しておきましょう。
交換しにくい場所では、寿命の長いLED照明を使うことも必要です。
天井の形によっては、照明の配置をずらしたり低めの位置に間接照明を使う事も検討しましょう。
外部では外部用の照明機器を、浴室や洗面所では防湿タイプの照明機器を選んでいることもチェックします。
インターホンや電話やテレビ、インターネットの端子等は、必要な部屋と取り付ける位置を確認します。
インターホンは使いやすい場所に設置しないと、来客のたびに手間がかかりますし対応も遅れます。
最近ではクーラーを使う部屋も多くなっているので、設置予定の部屋も含めて必要な部屋をチェックしましょう。
契約電気容量については、大きなクーラーやIHヒーターなどを使う場合は200V引き込みや容量の大きい契約とすることも検討します。
洗面器廻りは、作り方でかなり印象が変わってきます。
展開図とも見比べた上で、欲しい機能を備えた機器を決めましょう。
また収納も必要なので、設備機器の製品を選ぶのか、完成後に既製品を買ってくるのか、建築工事で作っておくのか、はっきり決めておきましょう。
その他の浴槽や便器などについてもカタログを見ながら、必要に応じてショールームで実際に見てチェックします。
ウォシュレット(シャワートイレ)や自動お湯はりなど欲しい機能がある場合には、その機能が付いていることも確認します。
鏡やタオル掛や紙巻器など、アクセサリー類も同様にチェックしておきましょう。
最新の設備は、色々な最新機能が追加された製品や、今までにないデザインの製品も増えてきています。
ですが本当に必要な機能というものは、ほとんどの設備機器が満たしているのです。
有名なメーカーの製品であれば、エントリークラスの製品でも普通に快適に使えます。
過剰な機能を省略することも、コストと性能のバランスが良い住まい作りには大切なポイントとなります。
ここだけはこだわりたい、という所に的を絞ってお金をかけるほうが効果的な場合も多いのです。