住まいづくりの際に お世話になることが多い、住宅ローンについて考えてみましょう。
現在では通常の銀行ローンに加えて、住宅金融支援機構(旧 住宅金融公庫)と銀行が提携して融資を行うフラット35と、財形住宅融資や各企業の財形融資などを利用することが主な住宅ローンとなります。
銀行ローンが融資可能であれば、ほとんどの場合フラット35も利用できます。
手続きの手間は多少面倒になりますが、一般の銀行ローンより金利が低いのでお勧めです。
返済期間も15年から35年まで選べ、その間は固定金利です。
現在の日本は世界最低水準の低金利が続いてますから、固定金利は安心できる要素の一つです。
フラット35は取り扱っている銀行によって、多少金利が違います。
ほとんどの地域で複数の銀行から選択することが出来るので、あなたが利用できる銀行の金利を比較して、より低い金利の銀行を利用しましょう。
住宅金融支援機構のフラット35のサイトは下記のリンクです。(別窓で開きます)
住宅金融支援機構 フラット35
また財形住宅融資や各企業の財形融資が利用可能であれば、フラット35よりも金利が低い場合が多いので更に有利となります。
しかし固定金利の期間が短い場合もあるので、今後の金利変動によっては不利となる可能性が残る点には注意が必要でしょう。
ここで、金利が違うとどのくらい返済額が変わってくるのか見てみましょう。
借りる金額は1000万円、返済期間20年、元利金等返済(毎月同じ金額を返していく返済方法)で比較します。
金利 | 2.5パーセント | 3.0パーセント | 3.5パーセント |
返済総額 | 約1,272万円 | 約1,331万円 | 約1,392万円 |
金利が0.5パーセント違うだけでも、1,000万円のローン当たり約60万円近くの違いがあり、支払い総額に大きな差が出てしまいます。
このことから住宅ローンを利用する場合には、金利が低いローンを選ぶことが最も大切だということが良く分かります。
また同様に返済期間が短いほど金利は少なくなりますから、出来る限り返済期間を短縮することも大切です。
住宅ローンの種類によっては、住宅を建てる際に条件がついたり、特別な手続きが必要になることもあります。
住まいづくりを依頼する相手を選んだら、ローンの種類についても初期の段階から打合せや確認しておくことが必要です。